部屋にぶら下がっている ネックレス
ずっと放置したまま いつのまにか錆ついていた
信じたものを形であらわそうと自分で買ったのは
何年前のことだろうか
知らないことが多かった
イメージの先を走っていた
「希望」という名の砂をいつもぶら下げて
やがて砂はこぼれだし、歩くことが精一杯
どこに向かうんだ
脳裏に浮かぶイメージが足を止める
必死で砂をかき集める
指先はすでに血だらけだ
そんな中一本の電話がうるさく鳴り響く
俺の邪魔をしないでくれ
鳴り止まない電話に苛立ちながら
仕方なく電話を取る
懐かしい声に全てが消された
あの時となにも変わっちゃいない声
荒れた部屋にかけられた錆ついたネックレス
首につけてまた歩き出す
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